夏の冷えが熱中症の原因!

毎年、夏になると熱中症の対策として、
水分をこまめに摂りましょうと言われています。

 

知っていますか?

 

水を飲んでも体内の表層水分が尿として排泄されるだけです。
尿は体温調整の役割を担います。それでも熱中症が増えています。

 

梅雨や夏に汗をかかないと「冷えた汗」は体内に残存して身体を壊す原因となります。
体内に残存した冷えた汗はお風呂に入るくらいでは排泄しません”(-“”-)”

 

特に首に汗をかいたままクーラーや扇風機に当てる事、背中に冷たい風を当てる事。
この2点は要注意です。冷えは万病の元です。夏は背中から受ける風がいちばん良くないのです。

 

園児たちや登山家が被るキャップには首の日よけが付いています。
後頚部の日焼けは最も体力を消耗させる部位です。
後頚部(首の後ろ)は全身を整える司令塔です。

 

 

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夏の冷えで怖いのが後頚部の冷えです。熱中症は汗をかかない体質に問題があります。
夏の身体は気温が上昇するとみぞおち周辺から放熱します。
つまり、みぞおちが天然のクーラーになります。

 

みぞおち周辺が硬いと胸・首・脳に老廃水分が滞ります。
冷えた汗はめまい・耳鳴り・眼精疲労・肥満・アレルギー体質・頭痛・腕の痛み・・・
このような症状が表れます。これは首が硬直して冷えた状態です。

 

身体から冷えを抜くのは主に排便です。
汗をかかない場合、おススメなのが後頚部に蒸しタオルを当てて温めることです。
冷えが体内に入り込む急所が後頚部(首)です。その他、手首・足首があります。

 

「首は生命維持」、「手首(腕)は脳、循環器、呼吸器」、「足首(足脚)は骨盤、消化器」と関連しています。

 

マナストレッチ教室では首・手首・足首のレッスンが欠かせません。
これは冷えを抜いて熟睡するためです。

 

 

話は逸れますが、膝痛・股関節痛・腰痛・肩こりなどの改善にリハビリがあります。
一定の部位を鍛える動作を反復します。機械を使って負荷を掛けています。

 

 

身体は連動性・連結性で動きます。全体を見据えて身体を動かすことです。
一定の部位だけを鍛えても身体はアンバランスになります。

 

 

殆どのリハビリ療法は身体が止まった状態で筋トレしています。
動く癖までは修正できません。仮に膝痛が改善しても他の部位に負担が掛かります。
痛む場所が変わるだけで根本は変わりません。

 

軟骨が擦り減る・ヘルニア・関節にすき間がない・・・

 

このような構造的疾患から痛みは出ないんです。
周辺の異常に硬直した筋肉から痛みが発します。

 

日本の整形外科学は欧米と比べると10年~15年遅れています。
未だに痛みが改善してないのにヒアルロン酸注射を打っている人がいます。

 

以前も言いましたが、私の母親は膝痛から歩けなくなりました。
70代前半から寝たきり生活が6~7年続きました。
その間、圧迫骨折3回、失禁、食べた物を口からこぼすなど認知症老人のようでした。

 

石川県小松市の加茂整形外科でトリガーポイント(異常硬直した筋肉)の麻酔注射によって、
痛みが消えて、杖で歩けるまで回復しました。今は杖なしで歩いています。
現在、母親は80歳です。元気に歩いて買い物に行っています。

 

誰に診てもらうか?誰に教わるか?

 

この誰を引き寄せるのは自分自身です。
自分自身を高めていくことで本物との出会いがあります。

 

先日、お客様から面白い話を聞きました。

 

私たちの頃の子育てはおっぱいの合間に白湯を飲ませたと言われていました。
今のママに白湯を勧めると「お店に白湯は売ってないよ」と言われたそうです。

 

一部のママさんだけだと思いますが、モノ余りの時代の象徴のようです。
何でも至れり尽くせりに恐怖を感じます。

 

身体を動かすことに当て嵌めると筋トレ・加圧トレーニングなど機械を使って負荷を掛けます。
この世の中で自分自身にあった圧力は自分自身の体重です。

 

体重を利用して動かすことが動体トレーニングです。これこそが身体を連動性・連結性で動かす方法です。流行りの運動メソッドに惑わされず、身体と対話しながら動かしていきましょう。

 

 

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