カラダは「地」から「風」へ
私のサロンにはヨガのインストラクター・整体師・
お医者さんも施術を受けにご来店されています。
ヨガのインストラクターもカラダに不調が出ます。
ヨガが悪いのではなく日本人の体型・体質を理解して、
カラダを動かしてないことが問題です。
特に40代以降は「張り切り過ぎ・頑張り過ぎ・力み過ぎ」はカラダに無理が生じます。
カラダを追い込むような動かし方はケガをしやすくなります。
サロンのお客様で60代の女性がいらっしゃいます。
お尻から太もも裏側の痛みが強く、
朝すぐには前かがみで顔を洗えなかったそうです。
30分くらい動き出してから顔を洗われていました。
私の施術を受けてから強い痛みは消えました。
お尻の深部に違和感が残っていました。
毎日、2~3㎞歩くことを実践されていました。
歩くのを止めた途端にお尻の違和感が改善しました。
日本人は「胴長短足」です。
上半身が垂れ下がりぽっこりお腹になる体型です。
お腹の力が抜けるので腰部・お尻・太もも裏側に負担が掛かるので、
歩けば歩くほど筋肉が硬直していきます。
お医者さんからは運動しなさいと言われます。
しかし歩くと痛みが出るので運動を止めてしまいます。
本来、腰椎5番から骨盤・大腿骨と連動して歩きます。
分かりやすく言うと背骨が軸となって歩いています。
姿勢が前かがみになると腰は真っ直ぐになり、
太ももが骨盤にくい込んでいきます。足が棒のように歩きます。
だから、すぐ疲れるのです。
カラダは締める動きでは変わりません。
緩める動きでも変わりません。
股割りができても締める力がないと、
体内に老廃水分が残存して痛みが出るカラダになります。
腹筋100回・スクワット100回など、
カラダを締める動きだけでは治癒する力は低下します。
「緩める力」と「締める力」が相まって健康体です。
カラダは1日・1週間・1ヶ月・四季によって変化します。
これは骨盤のリズムによるものです。
骨盤は夜に緩み日中は締まります。
春に右側から緩んで夏に全開します。秋に左側から締まり冬に全閉します。
緩むべきときに緩み、締めるべきときに締める。
40代以降は重力に逆らえず手足・首が胴体にくい込んでいきます。
「上下・左右・前後・捩じる・揺らし・引き抜き」
この6つの動きが「緩める力」と「締める力」を備えるのです。
できない動きがあっても極端ことを言うと、
肛門を締める・緩めることができれば大丈夫です。
ここ4~5年、続々と生徒さんのカラダが改善しています。
レッスン内容が進化したこともあります。
実はもっと大事なことがカラダを変えています。
それは「信じる力」です。
私はレッスン中、目を閉じています。
シャイなので目を閉じていることもあります。
私が目を開けていると生徒さんは見られていると言う意識が働きます。
お互いの動きが萎縮していきます。
カラダが良くなるのは「自立と主体性」です。
良い意味で自己中心的になれるかです。
自分自身を信じれないと他人を信用することができません。
疑いの目ばかりだと行動も躊躇するし視野が狭くなります。
結局、自分自身を否定することになります。
脳は脳をコントロールできません。
建て前だけで言い聞かせても本質は変わりません。
カラダを動かすと色んなことが気付きます。
習慣性とは自分自身の受け入れです。一過性とは自己否定です。
どちらが良い悪いでなく、選択権は自分にあります。
どんな小さなことでも決断を続けていくと理想像に近づいていきます。
今は「地の時代」から「風の時代」へと変化しています。
コロナウイルスは大きなきっかけになっています。
今までは個人の成果を蓄積することから、
2012年から共有して循環することにシフトしています。
人・物・環境を自由に選択できる時代に突入しています。
成功思考から心の喜びを求めるようになっています。
何でもかんでもコロナウイルスの責任ではなく、
あの事あったことのお蔭だと感謝できる生き方を選んでいきたいですね(*^^*)
カラダも蓄積から循環にシフトしていきましょう。
私たちは頭・手足だけを使うようになりました。
2021年からのマナストレッチは倒立する動きを取り入れています。
両手を床に付けてお尻を上げる、カエルのポーズで胴体を上げるなど。
胴体から末端へ力をスムーズに伝達する動きは力まないカラダになる訓練です。
続けていくと精神的にまで反映していきます。
自立と主体性を宿すことになっていきます。
マナストレッチは単にダイエットや痛みを改善することが目的ではありません。
その先の理想像に到達することが目標になります。
どんなことも理想像から逆算して行動するのが成幸への第一歩です。