50歳から病気のようで病気でないカラダ?

50代・60代から病氣のようで病気でない症状に悩まされます。更年期・閉経・子供から手が離れる・親の介護など一段落を終えてからです。自分のカラダと分身である親のカラダと付き合うことになります。

 

 

今まで交感神経優位から副交感神経優位の生活スタイルに変換する時期なのです。実は痛み・コリ・痺れ・硬い・カラダが動かないなどの症状は副交感神経優位による治癒反応です。カラダを元の健康な状態に戻すための反応なのです。

 

 

カラダは緩んだとき、緩もうとするときの治癒反応がでます。カラダが正常に戻るのは緩む力です。締まる力ではありません。主に寝ているときに緩んで治癒されていきます。

 

 

カラダが柔らかいのが健康と言うのは間違った認識です。赤ちゃんから幼少期はカラダが柔らかいです。様々な疾患に罹ります。それは締める力が備わってないからです。緩む力とは締める力があることです。2つでワンペアーなのです。

 

 

緩める力が症状を退治して、締める力で排泄するのです。

 

 

つまり、この2つのエネルギーが弱いので、病氣のようで病氣でないカラダをつくるのです。病氣にならないのは免疫が働いているからです。それは多少でもカラダが動いているからです。

 

 

病氣のようで病氣でない原因はカラダの冷えです。冷えは東洋医学では万病の元と言われています。「傷寒」「寒邪」とも呼ばれ、カラダを痛めつけ、内臓諸器官の力を低下させていきます。「冷え」はレントゲン・MRI・CTスキャンなどの検査機器では確認できません。

 

 

私は15年、5万人以上のカラダを診てきました。身心の異常を訴える人たちは、まぎれもなくカラダに冷えを抱えています。このことにいち早く気付き、マナストレッチ教室や整体でも下肢へのレッスンや整体術を重要視してきました。

 

 

カラダに冷えが入り込むと、生命を維持する酵素が低下して精の力が衰えていきます。元氣がなくなっていくのです。冷えは足元から入り込み、膀胱へと行き、膀胱から腎臓・大腸へと進んでいきます。

 

 

この時、膀胱に達した段階で尿とともに冷えを出してしまえば、冷えを体外へ排泄できます。さらに大腸に侵入しても下痢で出してしまえば、冷えも一緒に出ていくのです。(下痢が起きない人は男女共に要注意)

 

 

ところが、慢性的な便秘症の方は、下痢が起きずに冷えを体内に残存させて、やがて、人体で最大に免疫力のある「小腸」が冷えていきます。女性の場合、小腸が冷えると間違いなく子宮も冷えていきます。婦人科系疾患・慢性病・難病の陰には小腸の冷えが原因と考えられます。

 

 

50代・60代からぽっこりお腹になっていくのも、腸を冷やさないための防衛反応なのです。(ぽっこりお腹も役に立つのです!(^^)!)

 

 

マナストレッチのレッスンでは、肛門を締めることをナビゲートします。足脚を引き締めてお腹を温めるからです。そして、毎日できる冷え対策が半身浴です。みぞおちから下をゆっくり温めることで腸と腎臓が温まります。腎は精の源です。元氣エネルギーを出す器官です。

 

 

16時間朝食断食・マナストレッチ・半身浴の習慣化で下痢のような水様便が排泄されます。頑固な便秘症も改善されていきます。何かを補う・入れる・貼る・塗る・飲む・食べると言う「入れてから出す」発想では根本的な体質改善は難しいです。

 

 

「出してから入れる」と言う発想で、病氣のようで病氣でないカラダが改善されます。カラダが元氣で健康な状態とは、骨格・内臓・精神、この3つのトータルバランスです。

 

 

骨格レベルでは骨盤の開閉力です。右骨盤が開いて栄養を消化・吸収します。その後、左骨盤が開いて成長ホルモンが分泌されて修理・修繕を行います。コルチゾンホルモンが分泌されて脂肪を分解して糖に変換します。左骨盤が閉じて老廃水分を回収していきます。朝起きてから排泄があります。右骨盤が閉じて大便の排泄を全て終えます。

 

 

要するに骨盤に開閉力があれば、ほぼ、病氣のようで病氣でないカラダは改善できるのです。

 

 

病氣の原因は冷えを言いました。冷えによって消化不良・排泄不良を起こすのです。慢性疾患は殆どが内臓の冷えと言って良いでしょう。
カラダに良いものを食べても詰まりを起こします。40歳以降、朝昼晩と3食を摂っていると内臓は疲弊していきます。若い頃より食べれなったのは酵素が減少しているからです。

 

 

サプリメントで補っても消化器官が衰えていると排泄されるだけです。消化吸収力を上げるには排泄力を上げることです。出す力があるので入れる力があるのです。

 

 

排泄力を高めるのは食材より食べ方が大切です。一度に何十種類の栄養を摂ることは必要ないです。机上の理論の栄養学ではカラダは不調になります。

 

 

私たちは小さい頃から食べないと元気にならない、大きくならないと教わりました。カラダを大きくする栄養学で育ったのです。食べることは想像以上に内臓がくたびれていることを認識すべきです。40歳以降は栄養学より衛養学を意識することです。

 

 

日本の伝統食やベジファースト(野菜から食べる)、分食がおススメです。

 

 

食事は何を食べるかより「量と回数」です。食べない空腹時間こそ治癒時間なのです。身体が病の時、それを治癒させるにはエネルギーが必要になります。心が苦しい時、それを癒すにはエネルギーが必要になります。

 

 

そして、そのエネルギーは普段、食べ物の消化・吸収のために大量に消耗されています(>_<)。断食をすると、消化のために大量に消耗されたエネルギーが、老廃物の排泄、体毒の解毒、異常部位の修復などを一斉に集中することができます。

 

 

これが断食で病が治るシステムであり、繰り返していく事で、そのエネルギーは精神までに及び、ゆとりと穏やかで安らかな氣分が得られるようになります。断食で治せない病氣は医者では治せないと言われています。最高の妙法が断食なのです。

 

 

仏教では不幸になる原因は「愚か」だからと見抜いていますが、人が不幸になっていく原因は5つしかありません。

 

それは5つの感情です。

 

「怒り、イライラ、クヨクヨ、悲しみ、恐れ」と言う感情です。

 

これらの感情エネルギーの提供元が「内臓」です。怒りの発信源元は肝臓、イライラは心臓、クヨクヨは消化器、悲しみは肺、恐れは腎臓です。これらの感情は「負のエネルギー」として内臓を経由して、筋肉を硬直させた後、背骨でファイル化されて残存します。そして、背骨でまとめられたファイルは脳で記憶として統括されてきます。

 

 

これが病気や不幸の仕組みなのです。慢性化した痛みの原因と言って良いでしょう。

 

「比較しない・来てもいない未来を心配しない・許さない」、この3つを手放すのは容易ではないです。

 

カラダは心・心はカラダです。

 

 

50代からのカラダの特徴は体温が首から上が熱くて、足元が冷たいと言う上下の体温差が出来てしまっています。この状態こそが冷えなのです。冷えは心の冷え、お金の冷えもあります。これもカラダの冷えを抜き去ることが大前提です。

 

 

皮膚28日・タンパク質90日・赤血球120日・肝細胞150日・骨細胞180日・カラダ全体1年・・・カラダの生まれ変わりサイクルです。カラダの老廃水分は血管にコレステロール、腎臓に古いたんぱく質、肝臓には酸化物、腸には腐敗物、筋肉には乳酸が溜まっています。そして心にも不要な感情が宿便として残存しています。

 

 

早く体質改善を望むなら、短期的欲求を捨てることで短期的欲求が満たされます。気持ちばかり焦っても良い結果は出ないと言うことです。交感神経が高ぶるとカラダの左側が緊張していきます。排泄はカラダの左側が緩んで締まるから排便があります。

 

 

カラダの浄化とは排便75%・排尿20%・汗3%・爪と髪の毛2%です。ほぼ、毎日水様便があると体内の老廃水分が排泄されます。痛み・コリのないカラダになるのです。血圧・血糖値・コレステロール値などの数値も平常になります。

 

 

私のお客様には30年以上、肩こり・腰痛・血圧・血糖値が高い状態でマッサージ店や内科に通われた方がいます。マナストレッ教室を月2~3回、整体治療を月2~3回のペースで通われて、2ヶ月で改善されています。闇雲にレッスン・整体治療回数を増やせば良いと言うものではありません。

 

 

気功にはこのような考えがあります。

 

「求めているようで求めていない」・「集中しているようで集中していない」・・・中庸の状態が望ましいのです。

 

また、このような宇宙の法則があります。

 

「投げたものは返ってくる」・「与えると与えられる」・「大切にしたものが残り、大切にしたものに守られる」

 

ダイエットや病氣を改善することが人生の目的ではありません。人には承認欲求があります。認めてほしい・人の役に立ちたいなど。
カラダの悩みを改善してからの目標が大切なのです。

 

 

ダイエットや痛みを改善することは手段に過ぎないのです。目標を明確にすることです。

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