足が冷たい妻が60日で冷え性を改善した方法

冷え性は男性では4割、女性では8割もいると言われています。普段、汗っかきで暑がりの人も立派な冷え性です。足を触ってみると一目瞭然です。足が冷たいんです。私が白血病で入院しているとき、4人部屋の無菌室でした。30代・50代・70代の患者さんが同室でした。皆さんの足を触らしてもらいましたが全員足が冷たいんです。

 

 

私は今まで5万人を施術してきましたが、ガンに罹った人、アレルギー体質の人は特に足が冷えている傾向があります。女性の場合、婦人科系疾患に罹る人の殆どが、右足のほうが冷たい傾向があります。妻も氷のように足が冷たいと言っても過言ではありませんでした。寝るときも靴下を履かないと眠れないんです。夜中に何度も目が覚めていました。

 

 

そんな妻は末端の冷え性でした。膝から下、特にくるぶしから下が冷たかったです。後々、分かったことですが冷え性が原因で生理痛・不正出血・貧血に見舞われていました。病氣のようで病氣でない症状が一番厄介なんです。何処の医療機関にかかるのか分からないからです。

 

 

妻は内科、産婦人科、泌尿器科など病院巡りした時期があります。どこに行っても生理痛・腹痛・貧血は原因不明で薬を処方されていました。それでも変わらないので知り合いから紹介されたサプリメントを摂っていました。サプリメントの効果があったのか貧血は改善していきました。

 

 

しかし、不正出血や生理痛は変わらずでした。その間、子供が出来なかったんです。子供ができたのも冷え性が改善してからです。妻は冷え性を改善すると言うよりも、寝るときも靴下を履いたり、ホカロン、下着の重ね着などをして寒さ対策をしていました。

 

 

他に依存する発想では根本的な改善しません。自らが変わることです。分かっているけど面倒くさいから二の足を踏むんです。多忙な現代人は貴重な休みに運動などしたくないんです。逆に言えば、冷え性だから面倒くさいんです。カラダに不調を抱えていると、行動・言動もマイナス思考になっていきます。

 

 

冷え性の改善はたった一つです。自発的にカラダの熱を産生させることです。運動して汗をかくことでは体温は上がりません。逆に激しい運動はカラダを冷やします。筋肉はカラダ全体40%の熱を産生します。熱を全身に送らなければ意味がありません。その運び屋が筋肉です。しかし、カラダの使い方に問題があると全身まで熱は届かないんです。

 

 

なぜ、足が冷えるのか?

 

 

この原因が分からない限り、一生冷え対策しないといけません。足の関節は骨盤の開閉と関係があります。内くるぶしは子宮、外くるぶしは卵巣に繋がっています。骨盤と生殖器に繋がっています。生殖器を守るように骨盤で覆われています。さらに生殖器の上には腸があります。

 

 

腸は東洋医学では造血器官と考えられています。栄養の80%を吸収します。小腸に80%、大腸に10%の免疫が存在しています。脳と同一のホルモンが存在しています。また、氣の生成もしています。本心を司る器官でもあるのが腸です。

 

 

要するに冷え性は腸が冷えているんです。腹が冷えていると言えば分かりやすいですね。単純に腹を温めれば良いと言うことでは冷え性は改善しません。あらゆる疾患はカラダの詰まりからです。最もカラダで詰まる場所が肋骨と骨盤のすき間です。

 

 

年齢とともに重力に逆らえず、頬・胸・二の腕・お尻・お腹が垂れていきます。見た目年齢や体質で最も大事な部位が腹です。冷え性は肋骨と骨盤の距離を一定に保つことで改善します。

 

 

単純に腹巻き・ホカロン・半身浴だけでは腹は温かくなりません。あくまでも他の力です。自ら熱を産生する仕組みをつくっていかないといけません。妻は重度な冷え性です。他で温めることを当たり前のように習慣にしています。それでも冷えていました。

 

 

不摂生は4か月後にカラダに表れます。逆にカラダに良いことも4か月後に表れます。お互い、子供が欲しい想いは一致していました。妻はカラダを温めると妊娠しやすくなることは知っていましたが、自らカラダの体温を上げることで妊娠しやすくなることは分かっていませんでした。

 

 

妻には冷え性改善することを目標にせず、体温を上げて子供を産みたいと言う目標設定に切り替えてもらいました。もちろん妻だけに負担を掛けるわけにはいきません。夫婦二人三脚で以下のことを実践しました。

 

①早寝早起きの習慣化

美人は夜つくられる、寝る子は夜育つと言います。体温を上げるのも子供ができやすいカラダにするのも同じです。寝ている間に成長ホルモンや女性ホルモンが分泌されるわけです。逆に言えば寝ている状態で冷え症は改善すると言って良いでしょう。

 

夜更かしても冷え性でない人、妊娠する人はいます。それはおへそから下の体温が高いからです。これはカラダの使い方の違いなんです。

 

深部体温が一度下がって眠りにつきますが、低体温のままだと体温が下がりにくいですよね。睡眠は前期と後期に分かれます。前期は主にカラダの修理・修繕、後期が回収・解毒です。冷えを改善して妊娠しやすくなるのは、寝ている間にカラダのお掃除が出来ているかです。

 

早寝早起きは大事なルーテインなのす。

 

➁夜食を控える

排泄力を高めるには消化の負担を軽くすることです。ある医学実験では断食中に免疫力が上がることが証明されています。ホルモン分泌も空腹時に活性化されます。私と妻は夕食後から昼食までの約16時間、火を通した固形物を食べるのを止めました。そのほうは排便量が3倍もあることを体験しました。

 

熱の産生は筋肉が主に担っていますが、筋トレでは筋肉は育ちません。物を持ったり、走ったりする筋肉は鍛えられますが、筋肉を育てるのは空腹時です。それが寝ているときです。夜食は筋肉からエネルギーを奪います。

 

③セルフで足裏をほぐす。カラダの歪みを改善するマナストレッチの実践

現代医学はスポーツ医学です。ある特定の部位を鍛えることが、カラダを丈夫にすることだと位置づけしています。激しい運動や筋トレは体力を消耗します。結果的に体温を下げることもあります。全部が全部そうでないですが、冷え性の方にはおススメできません。元々、冷え性は筋肉が育ちにくい体質になっています。

 

冷え症の方のトレーニング方法は普段の立ち振る舞いの延長線です。要するに普段の動作をスムーズにする動きで良いのです。具体的には物を取るのも肋骨から動かして手を動かす、歩くときも腰椎5番・骨盤・足脚を連動させます。体幹から末端へとスムーズに力を伝達させる動きこそ、冷え性改善のトレーニングです。

 

 

難しい動きは一切ありません。「前後・左右・上下・捩じる・揺らし」、5つの動きを立位・横向き・仰向け・うつ伏せなどの体位で行います。上半身20~25分、下半身20分程度のトレーニングで良いです。毎日実践する必要ありません。最初の3ヶ月は週二回程度で良いです。その後、週一回程度のペースでトレーニングします。

 

 

完全に冷え性が改善されたら止めても良いですが、予防のためにトレーニングと16時間朝食断食は実践することをおススメします。

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